脳内科医Jのブログ

実りある人生のために

【教養】禅の教え

 「常念観世音」

 仏とは、真実の人間性。真実の人間性、人となる道を開発するのが仏教。

 人となるとは、成人、大人になるということ。

 成人、大人になるとは、自分の行動や言動に責任を持つことができる人、人の苦しみが分かる人のこと。

 人の苦しみが分かる心とは、慈悲心であり、その心を具体的な姿に現したのが「観世音菩薩」。

 慈;何かを与えたいと願う心。

 悲;人の悲しみ苦しみを見て、我がことのように思い、何とかしてそれを救ってあげたいと願う心。

 観世音;世音とは、世の人々の声、苦しみ、悲しむ人の声。それを観ること。

 常に観世音を念じ、どんなときにも真心から行い、慈悲の心を離れないようにすること。