脳内科医Jのブログ

実りある人生のために

【家族】娘たちに伝えたいこと②

今朝の話。もう0時過ぎたから昨日の朝の話か。

 

朝起きて、いつものように皆に「おはよう」といいながらリビングに行った。

上の子が制服に着替えながら近寄ってきて、目が合ったので、改めて「おはよう」と言ったが、「・・・」。目を合わせながらも無言。

間をあけて、3-4回、「おはよう」と呼びかけるが、相変わらず「・・・」。

母親が「〇〇ちゃん、なんでご挨拶しないの!」と注意するが、「・・・」。

彼女の性格上、これ以上言ってもおそらく返事はしないだろうと思って、自分の出勤準備に。

最後、自分が出勤するときに、「行ってきます」というと、小声で「行ってらっしゃい」と、やっと返答してくれた。

 

今回に限らず、なにか行動するとき、発言するときなど、1度きっかけを逃すと、次の機会に自分から乗っかることができない。彼女のプライドなのか、素直に助け船には乗らないことが多い。

 

できない訳ではないし、むしろ、何でもやろうとすれば、キチンとできる子。

普段は、「行ってらっしゃーい!タッチタッチ!」「お帰りなさーい」「いただきます」「ごちそうさま」と大きな声で言えるし、服の着替え、洗濯機に入れる、ちょっとしたお母さんのお手伝いなど、当たり前のことが素直にキチンとできる子。

いろんなことをキッチリこなすところは、いつも感心しています。

ピアノもお母さんが教えるより、自分で楽譜を見て考えて弾いていたり、お母さんやお父さんに絵付きのお手紙を書いてくれたり、自分で考えて絵本を作ってみたり、自立心が人一倍強い子なんだと感じています。それが、素直に助け船に乗れない原因の一つかな。

今はまだ、そのバランスがうまく取れていないだけ。だから、お父さんもお母さんも心配はしていません。ゆっくり時間をかけて、心が成長してくれば、そのうちバランスがとれるようになります。きっとそれができる子だと思います。

 

今日のは、青年になった2人に向けて。

何歳になっても、素直さは成長の糧です。

プライドを持つことは大切だけど、あまりそれが大きいと、意外とそれが自分にとって邪魔になる場面は多いと思うよ。つまり、素直でいられなくなることで、他人から学べる機会を自ら放棄していることになるから。だから、プライドは自分の心の中にしっかりと抱いておけば、それで十分。他人に見せるものではないし、「あの人はプライドが高いから」と他人はネガティブな意味で使うことが多いもの。

相手がどんな立場の人でも、自分が知らないことを知っている人は、みんな先生だと思って、なんでも、どこでも、誰からでも素直に学ぼうとする姿勢を常に持っていて欲しいと思います。それが自分を成長させることの近道になると思います。

そういうお父さんも、完全にそれを実行できているわけではないので、書きながら、自分自身の戒めにもなっています。