去年の記事。
修身教授録より
すべて自分に対して必然的に与えられた事柄については、そこに好悪の感情を交えないで、素直にこれを受け入れるところに、心の根本態度が確立する。
さらに一歩進めて、これを天命として謹んでお受けするということが大切。
わが身の上に起こる一切の事柄に対して、すべてこのような態度をもって臨むべき。
これが最善の人生態度。この根本の一点に心の腰のすわらない間は、人間も真に確立したとは言えない。ここに修養の根本目標があり、真の人間生活は、ここからして出発する。
禅語でいうところの、「恰好」と同じことを言っている。「恰も好し」。なんでもドント来い、ということ。
という記事を書いていたが、最近読んでいる、マルクス・アウレーリウスの自省録に、次のような言葉があった。
善い人間に特有なものとして残るのは、種々の出来事や、自分のために運命の手が織りなしてくれるものをことごとく愛し、歓迎することである。
この3者は表現は違うが、同様の心の持ち様を言っている。
仕事、人間関係など、人生において肝に銘じておきたい。
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