医師になって14年。内科認定医、神経内科専門医、脳卒中専門医、脳神経血管内治療専門医、脳神経超音波検査士を取得し、脳卒中診療を専門とした自身の医師としての軸ができ、さらなる自己研鑽に加えて、後輩指導も責任者としてやっていく段階になりました。
そんななか、医学・医療以外のことにも目を向けられる余裕ができ、ここ2-3年はライフプランや資産管理について考えたり、投資、経済、哲学など、他分野の知識を得ようと勉強するようになりました。まず取り掛かったのが、子供が生まれたことがきっかけで考えるようになった、マネープランニングが最初でした。「増やすお金」、つまり投資については、別途記録していきたいと思います。
投資について知識を得、考えるようになると、経済、哲学、宗教、古典など、いろんな分野も視野に入れる必要がでてきます。「教養」、「リベラルアーツ」というのでしょうか。「教養をつける」、抽象的にはわかりますが、では具体的には何を示し、どう行動すれば、それが身につくのでしょうか!?という疑問が。
そこで、「教養」とは?を理解するために出会ったのが、
「リーダーの教養書(幻冬舎文庫)」
これらの本の中で、教養とは以下のように書かれています。
・「人生におけるワクワクすること、面白いことや、楽しいことを増やすためのツール」。他人に評価されるためのものではなく、自分の人生をより彩り豊にするためのもの。自分の選択肢を増やしてくれるもの。
・知識は教養を身に付けるための手段に過ぎない。
・知識を得るためには、「謙虚」さが必要。
・「自分の頭で考えること」。専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するに物事を自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようにするために勉強する。独自の価値基準を持っていること。何かの問題に直面した時に「要するに・・」が言えること。
・自分の頭で考えて、「腑に落ちる」ことが重要。腑に落ちるまで考えて、すぐにいろんな情報を鵜呑みにしない。
・自分の頭で考える方法:「国語(定性)ではなく算数(定量)で考える」=「数字・ファクト・ロジックで考える」
・教養の源は、「本」「人」「旅」。
人(特に異業種や異分野の)と会話をする、スポーツ観戦する、株式投資をする、新たな趣味を見つける、SNSをするなど、何をするにしても、それについての知識がないとできないし、知識があって自分である程度考えられるようにならないと、それを楽しむことはできませんね。それこそが教養なんだと、それこそ「腑に落ち」ました。