脳内科医Jのブログ

実りある人生のために

【家族】娘たちに伝えたいこと⑦

 勉強する、学問をする目的は、正しいことか間違っていることか、善いことか悪いことか、利になるか不利になるか、社会でそういったことをキチンと判断するための知識・知恵・考える力を持ち、生きる力を付けるためと思う。

 つまり、生涯が勉強で、より多くの知識や経験を積んでいくことが大切。

 

 教養としてのラテン語の授業(ダイアモンド社)には、次のように書いている。

 学問とは、単に知識を増やすことではなく、枠組みを作る作業。今後、自分に必要となる知識、興味の対象、やりたいことなどの知識がどこにあるかを知り、それを活用できるようにきちんと仕分けて整理整頓するため、頭の中の本棚を作ること。

 この本棚をもってして、何をするか、人生をどう生きるかという省察に繋がるもの。

 

 「Tantum videmus quantum scimus. 我々は自分が知っているものしか、目に入らない。」

 知識があれば、それだけ世界を見る解像度が上がり、物事がよく見えるようになる。ということ。さらに、自らを客観視できる。